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NHKスペシャル 映像の世紀 第4集 ヒトラーの野望 [DVD]
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![NHKスペシャル 映像の世紀 第4集 ヒトラーの野望 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51QPZVPRVNL._SL160_.jpg)
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| ジャンル: | ハウツーものDVD,教養・教育DVD,アート・建築DVD
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| セールスランク: | 19775 位
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| 発送可能時期: | 通常24時間以内に発送
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| 参考価格: | ¥ 5,712 (税込)
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プロパガンダと公的事業
ヒトラーの野望と銘打った題名ですが・・・
実際は大戦前夜における各国の国の建て直しとプロパガンダの特集回です。
ドイツだけではなく、ソ連の宣伝映像、不況に喘ぐアメリカ(なんと市民運動を弾圧する
マッカーサーの映像も!!)など、国内をいかに押さえ、あるべき国民にするための
涙ぐましい宣伝と経済立て直しの公的事業のお話です。
(ニューディールもアウトバーンも同じ目的で行なわれた公共事業です)
で、その公的事業の延長線上に自国を豊かにする戦争が存在している訳です。
他の国は戦争には手を出さなかったのにドイツは手を出してしまった。
何故か?・・・このDVDを視聴すればおぼろげにわかってくると思います。
見ぬふりをして独裁国家を暴走させた罪、今も昔も国内の建て直しには
公共事業が欠かせないこと。
緊縮財政では何も生まれないのだと実感した作品です。
それにしても不幸な状態の国家ほど敵を求める。
ナチスはユダヤ人を、欧米は共産主義者を、一国共産主義のソヴィエトはブルジョワを
身代わりの羊にした。
大恐慌時代と似通う今の時代はあの時代をトレスすることになるのか否か?
題名に違わずナチとヒトラーの映像がバンバン出てきます。
しかし同じ時代、他の国も似たような状態だったという着眼点が面白い作品でした。
ナチズムとは相対的価値観の絶対化である
国民の熱狂、つまり支持、付託なくしてナチ党の政権はなかったわけであり、付託なき限り即瓦解するものでした。当時の経済的富裕層ユダヤ人を、もちろんドイツ人との相対的存在としての人種的差別、地上からの民族の抹殺とユダヤ人の財産没収という手段で、ドイツ人が経済的に復活し、豊かになれるなら、ユダヤ人を抹殺しても構わないと思ったわけであり、ナチ党の思想が外向きに向いたものが戦争であり、中間が生存圏であり、内向きがアーリア民族優位論でした。全権委任法なるものは、国民と国会の(建前上の)付託そのものであり、定められたもの即、法律、法実証主義であり、ドイツ人と相対化されて捉えられたものが、戦勝国とユダヤ人であり、その相対化されたナチ党のドイツ人優位、ユダヤ人蔑視が、ナチ党、ヒトラーによって絶対化されたことにより、ナチズムというものが形成され、ドイツの悲劇がおこり、それは国民の熱狂という事実により、成立したものだと思います。
第二次世界大戦前夜
この巻は第二次世界大戦前夜ともいうべき時代をヒトラー、ナチスのドイツを中心として描
いた巻です。
ヒトラーとナチスといえば、全体主義や、人種差別政策などがよく語られますが、この巻で
はそれだけでなく、ヒトラーの思想、演説の技法なども映像や資料を交えて語り、禁書、一
党独裁、人種差別政策といった政策を出したナチスが、いかに人々の心をとらえ、また奇跡
といわれたドイツの復興をささえ、第二次世界大戦にいたる躍進を支えたのか、いかに誰も
とめるものがいないほどになっていったかなどがわかりやすく描かれていると思います。
第一次世界大戦の悲劇を繰り返さないよう一国の領土を割譲してまでも、戦争をとめようと
した国際社会とそのぬかよろこび、それが成らず再び悲劇が繰り返されることになることに
なり、家族との別れをおしむ兵たちの悲しみにあふれた出陣のシーンのラスト周辺がとても
印象的でした。
人間はどうしてこう愚かなんだ
ヒトラーの回を見ていると、まるで今の世界状況と同じように見えてきた。疲弊した国家、国民、経済。それを復活させた偉大な指導者。そしてその指導者を囲む「若い」層。現在、突き進むナショナリズムに酔う国家は多数ある。それが民主的に選ばれた指導者でも、世襲や密室の中での選任によるものでも。まだ半世紀しか経ってないんだぞ? なのにどうして今も昔も、思想や言動が第二次世界大戦前と似ているような気がしてならない。いつかまた世界大戦が始まるかもしれないと、とても不安になるDVDだった。
すごい存在感
「映像の世紀」全11回の中で、一人の人間に焦点を絞ったのはこの1回のみ。逆に言えば、1回まるまる焦点を当てられたのはたった一人。
ヒトラーはそれほどまでに価値のある人間だったのですね。
敗戦国ドイツ、世界恐慌後の不安定で閉塞的な世界情勢、映画やラジオの発達。
これらの要因から、歴史の上に必然的に現れたとしか言いようがない。「映像の世紀」を企画する上で、どうしても避けて通ることができない人物だったのでしょう。
それだけに分析はじつに丹念。特に、解説を加えながらヒトラーの演説を見せるシーンは圧巻です。まるでライブ。
私は大人向けシリアス系マンガもよく読みます。ヒトラーは題材に取り上げられる頻度が高いですね。
「ゴルゴ13」では頻繁に、「ギャラリーフェイク」「コブラ」、さがせばまだまだあるでしょう。最近では映画にまでなりました。
「映像の世紀」では、ヒトラーの「功」の部分も一応取り上げていましたが、補っても到底尽くせないほどの「罪」がある。
それを誰もが承知でなお、様々な物語に登場し続ける。すごい存在感ですね。
NHKエンタープライズ
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